別荘地などの山林ならもちろん、市街地に作った小屋にも、蚊や蜂などの虫がたくさん寄ってきます。
どうして昆虫たちはこんなに木製が好きなのか?と思うぐらい木製小屋に集まってきます。
小屋完成後に気づく方が多い「網戸の必要性」。
別荘地に建てる時は、必ず網戸が必要と言ってもいいでしょう。
虫も大好き、エコな木製小屋
小屋暮らしに網戸が必要なのは、虫の侵入を防ぐためです。
虫は木製小屋に必ず集まります
食べ物や人間が放出する臭いなどに敏感な虫は、必ず小屋に集まってきます。
川や沼、湿地などの水辺が近いところですと、虫の密度はさらに高くなります。
そもそも別荘地などの山林は虫だらけで、蚊が小屋に入ってくると快適に眠ることができません。
パニックになる蜂の室内侵入
蚊だけならまだしも、もし、蜂が室内に入ってくると大パニックです。
スズメバチは朽木を餌にするなど木材が好物なので、木製の小屋は寄ってきやすいのです。
軒裏などに蜂の巣がないか点検も
蜂は頻繁に木製小屋に巣を作ります。
小屋の周りで、たくさんの蜂を見かけるようになったら要注意です。
PANELHOUSEの展示場で、何度も蜂の巣を駆除してきました。
春から夏にかけて軒裏に蜂の巣がつくられることが多く、日陰になりやすい壁や床下に巣が作られることもありました。
窓ドアを開ける機会が多い小屋暮らし
真夏で日中は暑くても、早朝や夜間は涼しい気温になることが多い別荘地では、空気の入れ替えもかねて窓やドアを開けることが多いです。
せっかくきれいな空気なのに…
虫嫌いな方で別荘では窓ドア全てを閉め切り、一日中クーラーで過ごす方もいました。
都会を離れて別荘地で小屋暮らしを楽しんでいるのに、せっかくのきれいな空気を楽しまないのは、少しもったいない気がしますね…。
小屋暮らしでは窓ドア全てに網戸を
でも、窓を開けると虫が気になることは事実です。
キャンプ用のテントにも、だいたいスクリーン網戸が付いてます。
小屋暮らしの建物にも、全ての窓やドアに網戸が必需品です。
DIYで後付けもできる
最初から網戸を付けていなくても、網戸商品はホームセンターでも充実していて、必要に応じてセルフビルドで後から取り付けることができます。
網戸の取り付けは意外と簡単
ホームセンターで販売しているロール網戸などは、木工でしたら取り付けが簡単な商品もあります。
木製窓枠を自作して既存製品の網戸を取り付け、それから小屋の窓に設置するとセルフビルドでも仕上げることができます。
補修が多いのでセルフビルド向き
網戸部分は頻繁に開閉されるので、どうしても壊れたり不具合が起きやすい箇所です。
網戸が破れたり、隙間ができたりしやすいので、すぐに補修できるようにDIYがおすすめです。
小屋の風通しを良くするには網戸
法令の設計上の換気回数は0.5回/h以上ですが、現実的にはぜんぜん足りていません。
ちょっとした飲み会をしたり、一時的に大人数になったりすると密を防ぐためにも、換気のため窓ドアを開ける必要がでてきます。
小さな小屋でも建物には換気の役割が大きく、快適に過ごすために計画しましょう。
季節を感じられる自然換気
別荘地などでは自然が豊かで、都会では感じられない匂いや香りがします。
花粉はイヤですが、春の花の香りも小屋暮らしならではの楽しみです。
オンラインでは楽しめないのが匂いや香りで、網戸での換気により季節の変化を感じることもできます。
プレハブよりも木製に虫が寄る
プレハブを建てた後に小屋を作った方の話では、虫が寄ってくるのは木製が断然多いということです。
樹脂製や金属製の建物は冷えやすく温まりやすいので、虫にも居心地が良くないのでしょうか?
木材は、そもそも森林にある素材のせいか、木製小屋は虫に人気です。
小屋は網戸を基本に考える
このように絶対必要な網戸は、できれば設計時から考えておきましょう。
樹脂製の窓は、最初から網戸付きの窓も販売してます。
住宅に使うタイプなので機能性や耐久性、断熱性に優れた商品も多くあります。
重量が重いので取り付けは大変ですが、指定サイズの木製枠を用意すれば、取り付けそのものは難しいものではありません。
小屋を作る前に、換気と共に網戸のこともしっかり検討したいものです。
コメント