5.4m×3.6mの小屋作りを紹介、自作する方に

5.4m×3.6mの小屋作りを紹介、自作する方に セルフビルド事例

北海道留萌市に間口5.4×奥行3.6mの19m3程の小屋を建てました。

旧芦別工場の残ったPANELHOUSE部品を使いました。

移設する可能性があるので、屋根材は再利用も可能なポリカーボネート波板を使ってみました。

小屋の用途は「倉庫兼休憩室」

6坪弱の大きめの小屋ですが、小屋使用の目的は”倉庫兼休憩小屋”で、電機・水道等のインフラは使用しません。

ただ、留萌は9月になると朝晩は寒い地域なので、薪ストーブの設置をしようと思います。

”簡易な屋根断熱”はしておく(予定だけでやらなかった…)

屋根断熱をしておいた方が良いので、発泡ウレタンを使った屋根断熱を計画しています。

屋根断熱は小屋完成後に後から施工することが困難なため、小屋を計画する段階で決めておくと良いでしょう。

当初は、ストーブの燃焼効率や屋根材の耐久性を考えると屋根断熱をしておいた方が良いので、発泡ウレタンを使った屋根断熱を計画していました。

しかし、冬場に小屋を使う予定はなく物置小屋のため、断熱の必要性がないので結果的に「屋根断熱」はとりやめました。

↓同じ間口5.4×奥行3.6mの6坪キットハウス躯体を2日間三人で組立てた定点映像で、屋根断熱を施工しています。それを20分に短縮した動画です。

カラマツ外壁材が売り切れてしまった

カラマツ外壁材が売り切れてしまった。

旧工場の在庫品の”カラマツ外壁材”は、あっという間に売り切れてしまいましたので、外壁材をどうしようか悩んでいます。

やはり、人気があるだけにカラマツ外壁材の良さを皆さんはよく理解されています!

カラマツは反ったり曲がったりと狂いやすい反面、針葉樹では防腐効果が高く長持ちし、木目がキレイで色合いも橙色に近くて味があります。

ホームセンターの野地板(12mm程度)を外壁材として利用するアイデアもあります。

スギ材でもこまめに再塗装してメンテナンスすれば、長持ちすると思います。

外壁材は小屋の材料総コストで30%くらいを占めるので、どうしようか考え中です。(結局、何も張らずに冬を迎えてしまいました…)

作る小屋の計画と設計

山小屋倉庫なので基礎はブロック

小屋を建てる場所は山林内
草刈りからスタート…

今回。小屋を作る場所は山林内で人が立ち入る場所ではないので、基礎は簡易なブロック置きです。

留萌市は全国的にも有名な一年中風が強い強風地域で、小屋の転倒や移動は想定しなければなりません。

なので、四隅は羽子板付き束石か、小屋が動かないように固定することを考えています。

基礎は簡易なブロック置きにしようと思います。

床面高さは地盤面から30cm以上を

地盤面から床面までの高さは30cm以上確保したいです。

小屋は住宅ではないので法的な基準はありませんが、腐朽対策として地盤面から床面までの高さは30cm以上を確保したいです。

高いほど通気性が良く、湿気対策になることや床下のメンテナンスが楽になりますが、その分、段差が大きくなり階段が必要になります。

小屋の設計は位置や方向も大切です。

さらに床面高さも疎かにせず、基礎高さや土台、大引き材をよく検討して設計してください。

床の合板厚さによって根太が変わる

厚さ24mmの合板は小売りであまり流通してない。
厚さ24mm合板はあまり売ってない

厚さ24mmの合板は使いやすくておすすめですが、ホームセンターであまり流通してません。

サネ付き合板なら根太位置を910mmピッチにできて、床組みの作業がラクになります。

厚さ12mmなら455mm以下のピッチで根太を入れる必要があります。

足裏からたわみやゆがみが伝わりますので、床組みの設計も手抜きは禁物です。

とりあえず、床完成が序盤目標

古い合板を再利用

小屋作りは床板設置までが作業の一段落で、床完成が序盤作業の一区切りです。

水平や位置に気をつかうので「建物は基礎が大事…」なのです。

5460×3640mmの床が完成したので養生のシートもかけやすくなり、荒天のために作業が中断しても問題ありません。

壁パネルは在庫品をそのまま使う

壁で残っていた部品はわずかな幅910mm×4枚と、幅455mmの壁パネルばかりですが、これをそのまま使おうと思います。

2×4材を枠に9mm厚の合板を打ち付けただけのパネルです。

ドアや窓、換気口の数や位置を検討する

換気口は高い位置に二か所ほど設けるのがおすすめです。

枠が付いたパネル式のツーバイフォー構造なので、補強すれば完成してから窓を設けることも可能です。

窓で注意することは方角や高さで日差しを考えたり、人目や冬の風向きなどを検討しなければなりません。

窓位置が高かったり低いと使いにくかったりします。

換気は居心地に重要で、この広さなら換気口は高い位置に二か所ほど設けるのがおすすめです。

屋根パネル+梁でOK

屋根パネルはトラスを設置できない小屋前後の軒だし部(庇の部分)をパネル化した部品

キットでは小屋組みにトラスを採用してましたが在庫がありません。

「さて、どうしようか」と考えていたところ…

とりあえず、残っている屋根パネルを使って小屋組みをしました。

屋根のこう配をつけるには「ななめカット」があり、設計は簡単ですが実際カットしてみると失敗が多くて作業に時間がかかります。(やってみた方はわかると思います…)

屋根パネルは、トラスを設置できない小屋前後の軒だし部(庇の部分)をパネル化した部品です。

これを利用し「引っ張り力」がかかる底辺に梁を補強すれば、しっかりした小屋組みが完成できます。

木材は繊維方向の引っ張り力に強いので接合部をしっかりとめれば断面は小さくても良く、梁材は2×4材でOKだと思います。

オレンジ部分に2×4材で梁を追加して補強します。※写真はトラス仕様

屋根奥行サイズが多少短くなる

トラスを省く分などで、屋根奥行きサイズが多少短くなります。

それにより梁パネルと屋根パネルの接合部に隙間ができるので部材を追加したり、野地板をカットしたりしなければなりません。(継ぎ接ぎになってしまいましたが…)

合板の野地板カットは面倒ですが、コードレス丸ノコは電源コードを気にすることなく、屋根上で作業できてとてもおすすめです。

移設の可能性がなければ屋根材はコレ

キットで使用していたアスファルトシングルをおすすめします。
アスファルトシングル

今回は移設の可能性があるので躊躇してますが、本来ならば屋根材は断然アスファルトシングルをおすすめします。

大きめのホームセンターで手に入ります。

3坪の小屋ですとアスファルトシングル(幅340×長1000)が140枚ほどで足りると思います。

  • トタン:価格◎ 施工性× 耐久性△
  • アスファルトシングル:価格△ 施工性〇 耐久性◎

トタン屋根は資材は安いですが金物を曲げる道具や技術が必要で、雨音が屋根から伝わりやすく、うるさいという欠点もあります。

アスファルトシングルより施工性が良い”オンデュリン クラシックシート”というおしゃれな波板屋根材もあります。

オンデュリン クラシックシート
引用:楽天市場

絶対使おう、専用釘

アスファルトシングルの専用釘

どの屋根材を使うにしても、ケチらずにその屋根資材の専用釘を使うようにしましょう。

一見すると普通の釘に見えますが、コーススレッドを使用するとすぐに雨漏りします。

専用釘は耐久性も考えていますので必ずこれを使用しましょう。

2021/6/16から床作りをスタート

キットハウス資材も無事到着
クレーンで荷下ろし

快晴微風の中、売れ残ったキットハウス資材も無事到着し、休憩小屋の建築を始めようと基礎作りからスタートです。

山林なので基礎ブロックを利用して床組みしますが、強風地の留萌地方なので強風対策をどうしようかと考えながら準備してました。

強風地の留萌地方なので、風対策をどうしようか思案中
廃材ブロックも利用

基点のブロックを決めて、小屋の向きに注意し「面」も意識します。

次に水平を考えて「一番低い基礎」と「一番高い基礎」を見極めておき、他のブロックとの水平関係をアタマに入れておくと、のちの床の水平を調整する時に手戻りが少なくなります。

他のブロックとの水平関係をアタマに入れておくと、のちの床の水平を調整する時に手戻りが少なくなります。

いろいろ考えたのですが、床パネルが10枚あったので、結局、残り2枚を2×6材で自作して床組みすることにしました。(現場で決めた…)

やはり、使えるコードレス丸ノコ

そこで、大活躍なのがコードレス丸ノコです。

コードレス丸ノコなら電源なしで2×6材もどんどんカット
山林内で響く丸ノコ音

電源なしで2×6材もどんどんカットできるのでカット作業はすぐに終わります。

手ノコでカットしたことがある方は、この高生産性、労力節約がよくわかると思います。

⇒小屋づくりに欠かせない電動道具2選

あっという間に床パネルが完成し、ブロック基礎なのでまず床パネル同士を全て連結してしまい、大きな床を一体化し、それから水平や位置を調整することにします。

6坪弱なので床全体はけっこう重いですが全体を持ち上げるわけではないので、少し上げてブロック調整くらいなら何とかなります。

高低差25cmあったので、束柱にしてしまう

見た目よりも高低差があり傾斜がきついので束を取り付けて調整しました。

大体水平で設置した基礎の最大高低が25cm程もありました。

画像のように「束柱」で調整して、そのままウッドデッキのように床組みすることにしました。(現場で考えながら…)

束柱をとめるためのコーススレッドの本数は4本以上としました。

24mmネダノン床板が無いので

床板合板の24mmネダノンは留萌のホームセンターに売っていませんでしたので、12mmを2枚重ねすることにしました。

床板合板の24mmネダノンは留萌のホームセンターに売っていませんでした。

考えた結果、12mmを2枚重ねすることにしました。

以前に12+12mmの床板を試作したことも有るのですが、24mm厚合板のネダノンのように根太が不要になるわけではありません。

「12+12mm」が接着されてないので、455mmで根太を入れないと床の踏み心地が悪いのです。

2×4材を使い910mmピッチで根太を増やして廃材の12mm合板を下地床として張り、買って来たキレイな新品合板を仕上げ合板として貼りました。

(結局2カ所ほど根太を入れ忘れて、その部分はたわんでます…)

新品合板を仕上げ合板として貼りました。

少し、たわむような、床鳴りするような、なんとも言えない踏み心地ですが、まぁ、ヨシとします。

やっぱり、24mm実付き合板は仕上がりも施工性もおすすめです。

ここまで約2日間一人での作業です。

それほど急いだわけでもなく天候に恵まれました。

あなどれない留萌の強風

ホールダウン金具とロープ止めで強風対策

床だけですからさすがに吹き飛ぶほどの強風はないと思いますが、そこは国内屈指の強風地、留萌のため、床が飛ばないようホールダウン金具とロープ止めで強風対策しておきます。

2本しか在庫がなかったので、次回の買い物でもう2本追加して四隅に取り付けようと思います。

3日目は片付け、ついでに

コーナー壁パネルを組み立てた

2日で床施工が終了したので3日目は片付けなのですが、ついでにコーナー壁を四隅分組み立てておき、雨水が溜まらないように床中央付近を高くするのに利用します。

次の組立がいつになるのわからないので、しっかりシートで養生しておかなければと心得ていたのですが、何やらシートサイズが小さくてしっかりかかっていません…。

ストレッチフィルムをグルグルと5周は巻いて、強引にシートを止めておきました。

ストレッチフィルムをグルグルと5周は巻いて、強引にシートを止めておきました。

次回は一気に小屋組みまで行き、雨に濡れると建物は良くないので屋根を葺くところまで行く予定です。

天候に恵まれても、連続して3~4日は必要になるでしょう。

この5.4×3.6m小屋は、薪の原木を販売する時の管理小屋にするつもりです。

移設することが有り得るので、先に紹介していた屋根材のアスファルトシングル、屋根断熱は変更して別の資材を検討することにしました。

資材が値上がり中で予算がキツイですが、ただいま設計積算中です。

雨が心配ですが、7月13日(火)から一気に屋根葺き

いろいろ考えましたが、屋根材はポリカーボネート波板クリアにしました。

直接費としての資材価格も安く、施工早さ、屋根材重量バランス、クリアにして明かりとりを重視した結果、アスファルトシングルより耐用年数が劣りますがコレにしました。

PANELHOUSE開発時には「チープになる…」と敬遠されてきた”波板”。

旧芦別工場で商品開発時に試験的に使用していましたが、私は、はじめて屋根材として使ってみます。

さてさて、どうなるのでしょうね?

⇒残ったパネルで5.4m×3.6mの小屋を作る

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