設計前に考えたい開口部のドアや窓

小屋のドアや窓などの仕様を考える DIYの前に

小屋作りの設計をする前に考えておきたい開口部について説明します。

どんなドアや窓にするかで、費用、断熱、メンテナンスが変わります。

完成後してから小屋暮らしをする時に、断熱やメンテナンスは快適性や耐久性で重要です。

設計前の開口部のポイントを紹介したいと思います。

小屋建物のパーツごとに見て検討するポイントを紹介したいと思います。

ドアについて

物置倉庫や小住宅にも。パネルハウスキットにはドアが1枚付属します。
ドアや窓位置、数を検討

出入り口を二カ所以上にするなら位置や動線も考えなければなりません。

  • 塀や立木が無いか?
  • 日当たりはどうか?
  • 屋根の軒先に戸が当たらないか?

完成してから使い勝手が悪かったり「ドアが半分までしか開けられない」なんて事にならないように注意しましょう。

窓が無いと換気がスムーズでないので、最低でも窓一枚は取り付けておきたいです。

開く方向は左右どちら?

完成後に開く方向(左右)を逆にすれば使いやすかったという声もよく聞きました。
(左)左吊り右開き(右)右吊り左開き

開く方向(左右)を逆にすれば使いやすかったのに…ということもありました。

ドアの吊元を後から変えるのは作業に時間がかかりますので注意したいポイントです。

右利きの方が多いので右手で開けやすい写真右の「右吊り左開き」が一般的ではあります。

ドアノブはどちらかの開き方向に指定されている商品も多いので、買い間違いしないようにしてください。

ドアクローザーは付ける?

木製のDIYドアは住宅用に比べると軽量です。

ちょっとした風でバタン!と急に閉じたりします。

それを解決してくれるのがドアクローザーで、閉じ速度の調整や180°まで開くことができます。

¥5,000~¥10,000程度で調達できてドア機能としては優れており重宝します。

観音開きドアで開口部を大きく

開放感があって出入り口の幅を大きくする観音開きは、キットハウスでも人気がありました。

「引き戸」を要望する方も多かったです。

大きな開口部は壁面積が減るので上部に「まぐさ」で補強したり、隣接する壁の耐力を失わないように設計しなければなりません。

棚や内壁を取り付けて壁の剛性を高めるのも良いでしょう。

積雪地では雪の重みで広いドア枠がゆがむので、こまめな雪下ろしが大切です。

ドアの網戸は便利

ドア用の網戸はスライド式等が市販されてて木枠をセルフビルドすれば簡単に取付できます。

蚊や蜂が小屋室内に入ると大変なのでおすすめのパーツです。(木製小屋には虫が寄って来ます…)

室内から取り付ける商品が多いので、完成後に取付を検討することもできますが、内装をお考えの場合は網戸のこともアタマに入れておいてください。

窓について

窓には採光や換気の役割があります。

採光はどの程度日差しを採り入れるかで窓面積や方角が決まります。

一部の高性能な窓を除き、騒音にも注意しましょう。

海風や波の音や道路の通行音、川の音も壁よりは伝わりますのでご承知おきください。

窓の材質は?

小屋なら割れないアクリルや塩ビ樹脂も使われます。

住宅でつかう窓材質はガラスが常識ですが、DIY小屋なら割れないアクリルや塩ビ樹脂も使われます。

違いは透明度や扱いやすさです。

板ガラスは加工がやや難しく、DIYに適しているのはアクリル等の窓です。

ガラス:透明度(高)加工しやすさ(低)
アクリル:透明度(中)加工しやすさ(中)

ガラスは年数がたっても傷がつきにくく透明度が変化がないのに対し、アクリルは傷がつきやすく経年で細かい傷がつくと曇ったようになります。

アクリルは割れにくく、ガラスは割れやすいのも特徴です。

キットハウスのアクリル製窓は厚さ3mmを使用してました。

触ると冷たい経験があると思いますが、単板ガラスは熱伝導率において熱が伝わりやすいですね。

窓の開閉方法は?

セルフビルド小屋での窓の開閉方向はさまざまですが、トラブルが少ないのは上吊り下開きです。

多少、建てつけが悪くても上吊りなら開閉しやすく、もし、閉まらなくなっても雨水の入り込みは最小限で防ぐことができます。

窓も網戸を付けたい

なぜか木製小屋には虫が集まり、網戸がないとすぐに室内は虫だらけになります。

木製小屋にとって網戸は必需品です。

網戸はDIY商品があり、マジックテープ式の開閉可能なタイプは取り扱いも簡単です。

開口部を断熱仕様に

断熱というとグラスウールやスタイロフォームを思い浮かべる方が多いです。

建物全体の断熱を設計する時に、まず、開口部から断熱仕様の窓サッシを選ぶべきです。

断熱性能が高く建てつけも間違いないので、自作とはかなり違うはずです。

断熱効果を求めるなら市販されているサッシやドアを買って、自作DIYで加工して小屋に取り付ける方法がおすすめです。

複層ガラスは重い

断熱性能が高い複層ガラスや二重ガラスは重量が重く、一枚が30kg以上あるので運搬や組立に注意です。

必要に応じて補強するなど壁の耐荷重も考慮しなければなりません。

市販されてる断熱ドアや窓は住宅仕様がほとんどです。

網戸オプションがあったり、ツーロックシリンダー錠付やフリクションアーム付属も選べます。

たなやロフトで壁補強しよう

せまい小屋の空間を利用しようと、たなやロフトを付ける方が多いです。

室内でロフトや間仕切壁などが増えると躯体の剛性が高くなります。

それらは重たい開口部を補強してくれます。

ツーバイフォー材で枠組みし12mm厚の合板で作れば設計荷重が150kg以上も可能です。

好みの高さに取付できるロフトは、限られた室内空間を有効利用できます。

断熱効果を高めるために屋根断熱も

小屋完成後にやりにくい屋根断熱は、小屋をつくる前に検討すべきです。

屋根断熱に使う断熱資材は多くの場合、ポリスチレンフォームが選ばれます。

断熱効果を実感するには気密性が大切で、気密テープやシートを使って丁寧に施工しましょう。

開口部の設計が最初…

ドアや窓の開口部は資材の総予算に占める割合が高いでしょう。

DIY作業で加工が最も難しいのが開口部です。

雨水が入りやすく開閉する可動部なのでトラブルが発生しやすい場所でもあります。

予算とともに設計を考える時にまず開口部を考えるべきです。

雨どいがあると良い

開口部から雨水の侵入が考えられ、できるだけドアや窓を濡らさない工夫が大切です。

外壁を濡らさないことは木部防腐効果があります。

雨どいがあると水濡れが減少し開口部や外壁に好条件です。

積雪地でも取り付け可能な雨どいも市販されているので、ぜひ、取り付けを検討して下さい。

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