よくある質問

PANELHOUSEの商談時にいただいた質問で小屋づくりに参考になるものをまとめてみました。

基礎の質問が多かったですが、物置のような1坪程度と3坪を超える小別荘はわけて考える必要があります。

組立

Q、1人で小屋づくりはできますか?

A、小屋作りは小屋組み(屋根上げ)や壁を建てる時に、重い部材をおさえてくれる手助けが必要です。ただ、2人以上必要な作業時間は短時間でほとんどが1人でも可能な作業です。仮設や養生で時間や手間がかかりますが、1人で小屋づくりは可能だと思います。

Q、壁の防水は必要ですか?

A、壁の防水は必要なことで小屋の設計時に検討しましょう。透湿防水シートは住宅でも間違えた施工を見かけます。誤った通気計画やシート貼り作業は湿気でカビ発生の原因となります。

Q、小屋は完成後に分解移動することができますか?

A、今の小屋づくりはコーススレッド(ネジ)止めが主流です。逆回転できるインパクトドライバーで取り外すことができて分解可能です。ただし、屋根材(アスファルトシングル)などのように接着剤を使用する材料は分解再利用ができません。そのような材料を分解移動する時は交換するしかありません。

Q、電気を引くことはできるでしょうか?

A、電気配線は有資格者のみが施工可能で、火災の心配がありますので電気工事は専門の事業者に依頼しましょう。

塗装

Q、ステイン系塗料の防腐は大丈夫?

A、各メーカーで長年研究されていて、塗料の防腐効果は含浸タイプのステイン系も十分に得られます。防腐効果の持続は再塗装の頻度も大きく影響します。単位体積当たり3倍以上価格差がある塗料も売ってますが、多くの塗料を暴露で試した結果、概ね防腐効果の持続性は価格に比例します。

Q、2色にしたいのでウォルナットで塗装した部分を再びホワイトに塗り替える場合、色がきれいにのるものでしょうか?

A、ステイン系塗料にペンキ系塗料を重ね塗りする場合、塗料のノリがあまりよくないです。再塗装するときに下地をしっかり作ることができれば重ね塗りがある程度きれいに仕上がります。

Q、薄透明塗装とベタ塗りの塗装の違いは?

A、木部塗料は大きく分けて「ステイン系」と「ペンキ系」に分かれます。ステイン系は木素材に半透明塗料を含侵させるタイプです。塗装面の下地(木目)が少し見えたまま仕上がります。ペンキ系は塗装面の上に塗膜面を作り木部をコーティングするタイプです。下地は見えなくなりまったく違う色に塗り替える事も可能です。近年品質が向上してますが、「ペンキ系塗料」はやや劣化が早いので頻繁な塗り直しが必要です。

⇒小屋の塗装、注意とコツ

構造

Q、来店数少数の小さな店舗(雑貨店)として考えてます。そのような実績はありますか?その場合に十分な耐久性はありますか?

A、PANELHOUSEを小規模店舗としてご利用いただいた事例は多数あります。雑貨店、農産物直売、アイスクリーム販売など幅広い業種です。実際に拝見しますと店舗としてはやや手狭なことが多く、できればやや大き目のサイズ、天井高めを設計いただくと良いかもしれません。開口部を広くとるのも小屋を利用した店舗のコツで、窓を多く計画すると開放感がでます。小屋室内に数人入っても建物の耐久性や強度も考えておきましょう。営業許可や建築確認等が必要なことがありますのでご注意を。

⇒店舗小屋を作るときの心得

Q、置くスペースの関係で屋根の軒先を短くしたいけど。

A、軒だしは雨水の影響などで、外壁など建物が濡れて腐朽しにくいように設計します。軒出しの幅を短くすることで建物の外壁が濡れやすくなります。外壁が傷みやすくなるリスクがあるのでご注意ください。

Q、バイクやタイヤなど重いもの保管で心配ないでしょうか?

A、下地床板に24mm厚合板材を使用したりすれば、荷重強度は問題ないでしょう。バイクガレージとしてのご利用の場合は、スタンドやタイヤ部分の狭い面積に大きな重量がかかります。板を敷くなどして荷重面積を増やし分散させましょう。

Q、積雪量はどの程度まで問題ないでしょうか?

A、PANELHOUSEを開発していた北海道芦別市の「垂直積雪量」は120cmです。置いていた展示品は、あえて10年以上一度も雪おろしをしてない展示品もありましたが、建物に問題がでたことがありません。屋根の雪下ろしをこまめに実施し、耐力壁の面積を確保すれば問題ないでしょう。PANELHOUSEは、新潟県、長野県、東北地方などの豪雪地のオーダーも多かったです。ただし、長期間にわたり積雪荷重が大きいとドア枠が変形してドアの開きに影響が出ます。一定量の積雪で雪下ろしをおすすめします。

⇒雪の重みは小屋でも注意

Q、ツーバイフォー材の棚は、どの程度の重さに耐えられますか?

A、2×4材と合板で適切に作った棚は、一段当たり重さ100Kg程度まで問題ありません。設計次第でさらに強度が増しますので面積が狭い小屋は空間を利用しましょう。

Q、猫の小屋にしますが、そのような使用法は適切でしょうか。

A、多くの方々にペット小屋としてご利用いただいております。お客様からは室温変化が穏やかで飼育には木製が適しているとご感想をいただいてます。

Q、外壁材の節抜けを直すにはどうしたら良いでしょうか?

A、節抜け補修は「木工パテ(外部用)」をお勧めします。乾燥も速く塗料のノリも大変良いです。

Q、複層ガラスのドア、窓枠はアルミ製?木製?

A、複層ガラスのドア、窓枠は熱伝導率の低い樹脂を使用してました。

基礎

Q、重量ブロックは、どのくらいの高さが良いですか?

A、雨水のはね返りや通気性を考えて、10~15cm程の高さが必要です。ただし、床面も高くなるので、使い勝手を考えるとステップやスロープ(自転車等を格納する場合)の設置をおすすめします。

Q、羽子板付き束石って何ですか?

A、束石の上部に金属のプレートが付いて床資材と固定できるタイプの束石です。ホームセンターで入手が可能です。

⇒強風対策に基礎との緊結が必要?

Q、基礎地盤は土を耕すようにして平らにします。砂を上に入れた方がよいのでしょうか。

A、砂や小砂利を混ぜると排水性が高まります。地盤の締め固めに良好でおすすめです。

Q、基礎ブロックの水平を出すのは大変です。何か良い方法はないでしょうか。

A、水平に設置するにはホースと水を使う「水盛り」が一般的です。

Q、畑の中に設置を考えてます。地盤が柔らかく心配です。何か対策は?

A、軟弱地盤の基礎設置は、沈下防止に十分な転圧作業が必要です。設置前には砂利や栗石などを敷き詰めていただくと良いです。それでも農地は経年で基礎沈下があります。設置面積も広い方が沈下しにくいので「半切り」ではなく通常サイズのブロックを使ってください。特に畑等は柔らかいので一定の転圧作業をして設置したあとは、1年ごとに基礎沈下を確認しジャッキで調整を重ねて地盤の安定を待つ方法が合理的です。

Q、基礎はどのように作ればよいですか。(凍結深度は約60cmと聞いています。)

A、「凍結深度は約60cm」の地域で基礎をつくる場合は、凍上して基礎が持ち上げられることがあるので凍結深度以下(60cm以下)まで束石や基礎を埋設します。しかし、90cm近い深さの掘削や束石の調整はかなりの重労働です。多少の凍上が考えられますが融雪時に元に戻る場合がほとんどです。労力を考えると、小さい小屋なら傾いてもいい変形しにくい剛性が高い小屋設計もアリです。

Q、地べたの露天風呂を覆うように建てたいのですが、床がなくても建ちますか?

A、土間のように床材がない場合は、布基礎のような強固な基礎に「土台」を水平に取り付けて、その上に壁面を立ち上げます。土台材は断面が89mm角(4×4材)以上の角材となります。

Q、設置場所に高低差100mm程度の傾斜があります。重量ブロックはどのように置いたらいいでしょうか?

A、雨水が滞留する所は建物によくないので、傾斜は排水するうえで良いことです。高低差100mm程度ですと重量ブロック2段積みで調整が可能です。地震でズレるのを防ぐため羽子板付束石を併用するのも良いでしょう。設計で計算して高さに応じて揃えるとよいと思います。設置のコツは中央部の基礎を少しだけ高く設置することです。外周基礎は躯体完成後も高さ調整が可能で、手が届かなくなる中央部の基礎にしっかり床材がのることが大切です。

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