木造小屋のシロアリ対策は?

キットハウスを4,000棟販売したので得られたお客様からの情報をもとに、ベストではないですがベターな白蟻対策の考え方を紹介します。 設計

小屋を建てる方は山林や農地に建てる方が多く、シロアリの食害を心配する質問をいただきます。

住宅リフォーム会社などのシロアリ対策は玉石混交で、正しい情報や疑わしい情報が入り混じってます。

キットハウスを4,000棟販売して得られたお客様からの情報をもとに、ベストではないですがベターな白蟻対策の考え方を紹介します。

やっぱり怖いシロアリ

これまで「シロアリ対策はこれだ」と言い切っていたことが実は万全ではないということもわかってきました。

近年では研究が進み、シロアリの生態と習性が少しずつわかってきたようです。

そのことで、これまで「シロアリ対策はこれだ」と言い切っていたことが実は万全ではないということもわかってきました。

どんな薬剤も効能は5年以下ですし、通風や乾燥だけでは十分でありません。

カビ発生やシックハウスにも

シロアリの食害を受けた木材は強度が落ち空洞化します。

湿気が入るのでカビの発生も懸念されます。

カビも腐朽菌があるので、シロアリと加速度的に木建材を腐らせます。

アレルギーがある方やお子様には、良い室内環境とは言えません。

解明されていない白蟻の生態

研究が進んでいるものの、シロアリの生態にはまだ多くの謎があります。

蟻道のつくられる位置や目的、巣の位置や駆除後の再発など、わかっていないことが数多くあります。

薬剤で決定的な効果がでないのは、その生態や習性が解明されていないこともあります。

薬剤や樹種での対策はあくまでも補助として考える

シロアリ駆除剤の薬剤効果は、長くても5年でメーカーもそれを超える保証をしていません。

山林内や近くに朽木があり白蟻がいたり条件が悪いとそれ以下になります。

腐りにくい木材樹種もあり、建材に選ぶことは対策として良いですが、完全とは言い切れません。

腐りにくい木材樹種もあり、建材に選ぶことは対策として良いですが、完全とは言い切れません。
7年ほど同じ条件で屋外に放置した結果

今できる白蟻対策は…

現状で効果があるシロアリ対策は、早期発見して駆除することと、シロアリを遠ざけるようにすることです。

早期発見駆除が被害を最小限に

蟻道(らしきものも)を見つけたらすぐに駆除しましょう。

音やにおいがあまりないので、シロアリは知らないうちに忍び寄ってきています。

日ごろから警戒して木造小屋を清掃し点検することが重要です。

蟻道(らしきものも)を見つけたら放置せずにすぐに駆除しましょう。

市販の駆除薬剤でも散布したらすぐに効果が得られます。

シロアリは発見すれば駆除することができます。

白蟻の好物を置かない

朽木はシロアリの好物なので、小屋の近くに置かないようにしましょう。

朽ちていなくても木材類は小屋から3mは離して保管し、時々点検して下さい。

白蟻の住処となるので、建物の3m以内には、廃材を置いたり木杭等を設置しないようにする。

木材だけでなく草類、紙、畳、衣類も食害される可能性があります。

好物を置かずにシロアリを遠ざけるようにしてください。

白蟻対策はメンテナンスフリーな設計を

先記のとおり、現状でのシロアリ対策は、こまめな点検が食害を最小限にとどめます。

小屋の設計で点検や対策をしやすいようにすることが保守管理を楽にします。

床下高さは45cm以上を

点検しにくく、薬剤散布がしにくい床下は、45cm以上の床下高を確保すると良いでしょう。

点検しにくく薬剤散布がしにくい床下は、45cm以上の床下高を確保すると良いでしょう。

一般的に30cmを下回ると床下に入るのが困難で、蟻道を見つけても直接薬剤の散布ができなくなります。

床下スペースの確保は、あとからリフォームすることが難しいので、設計時にしっかり検討しましょう。

天井裏や内壁も注意

屋外の樹木から屋根をつたって室内に白蟻が入った例もあるそうです。

天井裏や屋根まわり、壁内も白蟻がいた例があって油断できません。

屋外の樹木から屋根をつたって室内に白蟻が入った例もあります。

床下以外でも早期発見がとても大切で、天井裏や柱などを点検できるように点検口を設けたり、内壁を外しやすくしたりして工夫しましょう。

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